言語学と生物学。一見関係無さそうに見える2つの学問の境界領域に登場した学説があります。
それは「複雑な文法は性淘汰で進化した」というもの。
他の国の言葉を習うと、その文法の複雑さにあきれませんか。名詞に男性、女性、中性があったり。過去形が細分化されていて、大過去、半過去があったり。我々の日本語も、外国の人から見る超ややこしい文法から出来ているのだと思います。
「もっと単純にしてくれ!」と言いたいですよね。
でもこの複雑さは「男性が女性にもてる」ための涙ぐましい努力の結果かもしれないというのです。
進化は「より強い」「より早い」「より賢い」などの性質が淘汰された結果起きるものですが、「よりメスにもてる」という要素も重要です。クジャクの雄の美しい羽が典型例です。
最近、ある生物学者が鳥のさえずりの文法を研究して
「複雑な文法でさえずるオスは、単純な文法を使うオスよりもメスにもてる。つまり子孫を残しやすい」
という結論を得たそうです。
我々人間の言葉もそうかもしれません。ご先祖様の男性陣のくどき努力が、言語を進化させたというわけです。ロマンのある仮説ですね。
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